ホシマル blog

独り言を書き込んでいます

台風14号に見る、日本の弱点!!

今回の台風14号の報道で、報道の弱点...しいては日本の弱点が見えてくる

これは報道としての「正確な情報の報道」を無視し始めているという弱点だ

 


九州上陸前に「史上最強」とかの表現で強さを伝えるのは良い。台風の数値では

確かに強力なものと定義できるレベルだった

そしてそのまま九州でノロノロと移動をつつけ、被害を出してきた

その点で九州では必要な情報であり、避難などの対応も必要で、TVなどで「避難」

を呼びかけるのは適切だったといえるが...

 


弱点はここから露呈する

 


その後九州を移動しながら威力(勢力)はどんどん弱まり、東へと進路を取った時から

中心気圧は上がり始め、近畿まで来たら「史上最強」というが、以前の台風より

明らかに弱くなっていた。しかし報道では「史上最強」を言い続けたのだ

 


そして翌朝には新潟に再上陸。そこでTVで映像で警告しようと考えたのだろうが

映像では「傘を斜めにして歩いている」という映像とレポートを報道

その直後でも、「最強」を口にするために「これから吹き返しや大雨が...」と

予報士にしゃべらせていたが...それ以降実際にはそよ風レベルの風と傘が要るかな?

というレベルの雨となった。普段の小雨と変わらない状態

 


しかし報道は「最強」を言い続け、新潟では3市で全小中学校は「休校」を決めた

交通機関は...JRなどはほぼ普段通りで動いていたのだが...

 


これでは子供たちは「最強って大したことない」と学ぶ。それが経験として

記憶されるのだが、大人も同様で、信じて備えたのに普段と変わらないとして

経験として記憶していく

これこそが日本の安全を脅かす弱点となるのだ

 


TVなどで「最強」とか「最悪」の危険といわれても、経験でほとんど問題ないことを

学んでいるのだから、大きく割り引いて聞くことになる

 


最悪を想定して報道する...これはそのままいざというときにその危険性を伝える

言葉が無くなっていくのだ。最強最悪ではこの程度なのだとわかっているのだから...

 


まあ...メディアは「伝えたのに避難しないのが悪い」と知ったようなことで誤魔化すだろうが

それではメディアの存在意義も無いことになる

 


最悪を想定するのは報道ではなく、地域ごとでのニュースとしておくべきなのだ

全国統一で気象を言い続けるのはやめるべきだろう

 

 

 

「統一」しなければならないというような、どこぞの集団のようなことを言っているのは

そろそろやめるべきだろう

 


一度決めたら変えられない...日本の最大の弱点だろうね

新規感染者は「FAX」で保健所に報告し、保健所は手計算で集計するなんて今更である

日本のデジタルが先進国でも遅れ続けるのは...「決めたことは変えない」が原因だろうな