平成天皇(現上皇)が天災の被災者を訪問するときの姿である
「膝をついて」被災者と話される姿を、揶揄してまねていた
ことを、内閣や近しい人たちが暴露していましたが...
とどめを刺すかのように...天皇への気持ちを公言されたのが
当時の平成天皇の「退位礼正殿の儀」で現上皇を前にして
国民の代表として『天皇、皇后両陛下には末永くお健やかで
あらせられますことを願って《いません》』と...
国歌だという「君が代」では「千代に八千代に」とまで
続くことを願っているはずなのに、安倍さんはなんと
《(国民は)願っていない》とマイクに向かって大きく宣言しました
これはびっくり!!
天皇制への反対を表明するという...憲法が保障した「象徴天皇」を
否定するという憲法改正の心を示してくれましたが...式典で言うこと??
首相の器としても疑いますが...それも「国葬」の理由なのでしょう
私は天皇制そのものは無くなっても構いませんが、憲法に示された
「象徴天皇」は実に日本的なものだと感心しています
まあ...そのために天皇自身は自分の立場を考え続けなければならず
常に自問自答を繰り返し続けなければならない立場になりました
だから平和を任せてもおける制度だなと思います
誰も...憲法も...「象徴とはなにか?」示してくれていませんからね
もっとも信頼して良い人物とは、絶えず自問自答し続ける人だと
私は思います
決断してズレない人物とは...ヒトラーやポルポト、毛沢東などの
歴史的な人物に居ましたが、平和や学問をもっとも嫌っている人たちでした
そういえば...認知症の症状は...決めたことを変えられなくなると
とも言いますね
人の話や意見も聞かずに、「決断」して、それを指導力と勘違いする人は
決断とは言いません...そもそも決断とは「仮固定」だと哲学で
言う人もいますね
仮固定をありがたがる人たちは、なにも現実を理解できなくなります